保温工事が果たす役割
多くの人々が集まるビルやオフィスなどの建物をつくる上で、保温工事は欠かせないもの。
なぜなら何気なく使っている快適な冷暖房もお湯も、保温工事が行われているからこそ利用できることなのです。
私たちの仕事においての「保温」とは、建物に巡らされた配管やダクトを通る冷暖房の熱や冷気、お湯の熱を逃さないこと。
熱が逃げるということは、冷暖房の効きが悪くなったり、お湯がぬるくなったり、“快適な環境”を乱すことにつながります。
そこで、私たちはグラスウールやロックウール、発泡スチロールなどの保温材を用いて、温度を届け、快適で健康的な生活の実現に貢献しているのです。
給水配管や冷風の流れるダクトが保温されていなかったり不十分だったりすると、結露が発生します。この結露は、天井に染みを作ったり屋内に水漏れしたりする厄介者。
また、家庭やオフィスには様々な電化製品や機器があります。それらの機器が結露で生じた水によって故障したり、建物の機能が損なわれたりする可能性も。私たちは保温工事で結露を防止し、こうした“建物のトラブル”を未然に回避しているのです。
熱エネルギーは、温度の低いところから高いところへ逃げる性質を持っています。冷暖房やお湯を使うとき、この熱移動はせっかく発生させた「エネルギーのロス」に他なりません。 それはつまり、快適な環境を維持するために必要以上のエネルギーを消費すること。だからこそ私たちの保温工事は、“地球環境の保全”に貢献する大切な役割を果たしているのです。